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富田林市・寺内町(じないまち)は平成9年(1997年)10月31日に国の重要伝統的建造物群保存地区 (町並みの重要文化財)に指定されています。
保存地区内において通常道路から見える建物等の外観の現状を変更(増改築、改修、模様替え、色彩の変更、新築、除却など)する時には、予め市教育委員会・文化財保護課に申請して許可を得る必要があります。保存地域に存する建造物の建築年代別、様式別件数及び構成比は下表のとおりです。域内の建造物総数507件の内、江戸時代から昭和初期の建造物を中心に35.7%に当たる181件が伝統的建造物(特定物件)に特定されています。江戸時代の「生きた旧家の博物館」にどうぞ足をお運び下さい。
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1) 寺内町の建造物 (建築年代別区分)
建築時期 |
件数 構成比(%) |
江戸時代〜明治中期 |
123戸 |
24.3% |
明治後期〜大正 |
41戸 |
8.1% |
昭和初期 |
103戸 |
20.3% |
昭和戦後〜昭和40年 |
44戸 |
8.7% |
昭和41年以降 |
196戸 |
38.6% |
合計 |
507戸 |
100.0% |
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2) 寺内町の建造物 (全体構成、様式別)
様式 |
件数 構成比(%) |
伝統的様式 |
町家型 |
厨子(つし)二階 |
68 |
13.4 |
本二階 |
34 |
6.7 |
長屋・平屋 |
51 |
10.1 |
付属屋 (蔵、納屋等) |
84 |
16.6 |
神社・祠等 |
15 |
3.0 |
和風邸宅型 |
17 |
3.4 |
非伝統的様式 |
非木造建築・洋風建築 |
238 |
46.9 |
合計 |
507 |
100.0 |
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3) 伝統的建造物 (特定物件、様式別)
様式 |
件数 構成比(%) |
伝統的様式 |
町家型 |
厨子(つし)二階 |
59 |
32.6 |
本二階 |
12 |
6.6 |
長屋・平屋 |
17 |
9.4 |
付属屋 (蔵、納屋等) |
73 |
40.3 |
神社・祠等 |
15 |
8.3 |
和風邸宅型 |
5 |
2.8 |
非伝統的様式 |
非木造建築・洋風建築 |
0 |
0.0 |
合計 |
181 |
100.0 |
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出典参考資料:
@ 「富田林寺内町町並み保全事業報告 〜伝統的町家建築の意匠分析とその保存・修景〜 」
(富田林市教育委員会文化財保護課、1997年度)
A 「富田林重要伝統的建造物群保存地区説明資料」 (同上、2002年5月) |
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